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2008年11月

2008年11月25日 (火)

空とじゅうたんの間で

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3連休の真ん中の日は、こんな空であった。

会社の先輩の新居へ、お祝いに行った。
新居のテラスから小石川の後楽園がはるか真下に見えた。紅葉した木々が黄色いじゅうたんのようだった。
こんな空と紅葉のじゅうたんの間で、昼間からふわふわと酔っ払った。
飲みすぎて最後は意識がなくなりました。

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2008年11月21日 (金)

『buy a suit スーツを買う』

市川準さんが作った最新の自主制作映画である。
家庭用ビデオカメラを用いて撮ったものである。
役者はすべて素人である。
私たち、東京で生きているのは、懸命に気を使いながら、かろうじてなんとかふつうに生きている。あやうい。ものすごく無理をしている。
命を粗末にあつかっている、とさえいえるのではないか。と、そんなことをこの映画を観て思った。
(前日に観た『その日のまえに』の夫のセリフを思い出した。
「ぼくは妻の命を粗末にしていたんです」っていうのだ。)
最後に妹が兄貴にスーツを買ってやろうとするところが、いい。
「うち、貯金あるねん。スーツ買お」
この妹は、命を粗末にしていないのだ。その反対なんだ。

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2008年11月20日 (木)

『その日のまえに』

その日というのは自分が死ぬ日。
近く死んでいくことがわかっている人はその日のことをいつも考えている。この映画の女主人公のとし子もそうだ。入院の前に自分の下着やら何やらを段ボールにまとめて死んだあとで始末してくれるよう夫に頼み、お別れの手紙を早々としたためて夫に手渡し、「準備がよすぎるっ」と叱られる。でもその日のことを忘れたふりをするほうが怖いととし子はいうのだ。思い出したときが。
映画の中で宮沢賢治の詩「永訣の朝」が何度も朗読されるのだが、「きょうのうちにとおくへいってしまうわたくしのいもうとよ」という最初の一節が、何度も聞いているうちに、愛と、悲しみがいっぱいつまっていることにだんだん気がついてきて、なんだか深く感動してしまうというわけだった。

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2008年11月19日 (水)

バンブー・バー

いけね。写真を撮っておくのをまた忘れてしまった。
赤坂のバンブー・バーの入り口は、ガラガラッとあける引き戸であった。手を掛ける金具の位置が低い。昔の日本人の体型に合わせてその高さになっている。戸をあけるときにちょっと前かがみになる。おかげで低い桟に頭を打たなくてもすむ。中に入って両手で戸を閉じる、その動きが我ながら粋に思える。
何度も出たり入ったりした。
「この引き戸なんかは京都あたりの古い家から持ってきたものなんでしょう?」
知ったかふうに聞いたら、いや違う、関東の家のを持ってきたんや、と京都弁のマスターが言った。関東と関西では規格が違うから、京都の戸は東京の建物には入らないんだそうだ。
この日はラジオCMの演出家兼コピーライターのナカヤマさんとナレーターの大川さんとバーテンダーの大川さんと飲んだ。
ナレーターの大川さんは前にウイスキーのラジオCMを作ったときに声の出演していただいた。そのCMを演出したのがナカヤマさんだ。バーテンダーの大川さんは銀座でヒースというバーをやっていた。いまは中央線の国立に移ってバーを開いている。
というわけで非常にウイスキー関与度の高い人たちの飲み会であった。
にもかかわらず京都弁のマスターは臆することなく、酒の話、建物の話、政治の話、なんでもかんでもようしゃべくりはった。
バンブー・バーをスタートに、焼き鳥屋、もう1軒のバーをまわり、たくさんのウイスキーと日本酒を飲んだ。中でも圧巻は「山崎25年」と「白州25年」の飲み比べであった。

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2008年11月15日 (土)

ツーリング

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先週の土日、福島県へツーリングに行ってきた。
東北道を白河ICで降りて、国道289号を東へ走り、阿武隈山脈を横断し、9月に出来たばかりの甲子トンネルを通って会津側へ抜けた。峠で温度計は3℃を示していた。その近くにあった甲子温泉でバイクを停め、風呂に入り、体を温めた。強い冷たい風が吹いていた。日本列島を冷たい空気の塊が東から西へ通過していたようだ。
そのまま一気に会津若松まで走った。
ほとんどの道中で紅葉を見ながら走った。ずーっと曇り空の下だったのに、紅葉は不思議だ。ときどき晴れていると錯覚するほど明るいのだった。

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